魅惑のえせジャズナイト?
at 南青山MANDARA on 2000.2.12
〜山本公樹さん率いる「JAMS FOR ABOUT…」の初ライブ!〜
<セットリスト>
第1部
M1:Kiss me M2:Why M3:魔法の煙突 M4:組曲「思い出」 M5:?(タイトル紹介がなかった) M6:Car
第2部
M7:Toy Box M8:壊れたミッキーマウス M9:マイレーガンラブ(カバー曲。このタイトルあまり自信がない) M10:Open my eyes M11:Under the moonlight M12:Naughty Duty
EC1:One dear EC2:?(タイトルよく聞き取れず。カバー曲)
<メンバー>
Sax:山本公樹Key:草間信一 G:小南一麿 Dr:山下政人 B:池田達也
Per:山口とも
さて、行ってまいりました。公樹さんの初ライブ!チケットも早々と売れてしまったという情報も入りつつ…。チケットに書いてあるタイトルに、興味をひかれつつ…(「魅惑のエセジャズ…」って何よ?と思ったね。もうこれで興味はより一層深まるばかり)、当日を待った。ライブ日程もかなりグッド!と言いつつも、本来この日は、私は出勤日。そんなことを忘れて、友人にチケットを取ってもらった私。定時まで仕事は出来ないと判明(フレックス使えば良いけど)。飛び石で休むのも個人的に嫌なので、有休を利用。ライブ翌日がお休みって言うのは、はっきりいって、個人的に嬉しい日程なのだ。さてと、前置きはこの辺で、本題に入りましょう。
ライブ当日、開場時間(17:00)少し前に、友人M嬢と共に、開場着。しばらくすると、公樹さん大ファン(なにせ、公樹さんが縁で、スタレビファンになったくらいだ)の友人Y嬢登場。最後に、友人K嬢とH嬢も登場。今回は、5人で楽しむことに。メンバーが揃い、しばらく話をしていると、列の前方から、大歓声。「何だ?何だ?」と思っていると、私達の脇のドアに向かって、メンバーが歩いてきた。「おっ!公樹さんだ!!」と思いつつ、思いっきり傍を通るメンバーを見る。この時、友人Y嬢が、溶けそうになっていたのは言うまでもない。
開演時間になり、チケット番号を、10単位で区切り、入場。受け付けでは、コートを預かってくれるシステムもあり、預ける(でも、ハンガーに限りがあるみたいで、今回全員のお客さん分とはいかなかったみたい)。嬉しいシステムだ。
中に入ると、席は殆ど埋まっており、5人まとめて座れるところもないので、カウンター傍で立つ事に決定。ドリンクを飲みながら、開演を待っていると、スタレビのVOHさん、寺田さん登場。しばらくすると、要さん(スタレビ)さらには、三谷さん(元スタレビ。現esq)も登場。「ありゃ〜豪華メンバーだ。ここに中西圭三さん登場したら凄いわな」と、友人達と言ってしまう。
開演予定時間(18:00)を少し回ったところで、メンバー登場で、開演。メンバーが登場すると、場内大歓声と拍手。公樹さんの合図により、演奏が始まり、2曲目まで一気に行く。さすがタイトル通り、ジャズな雰囲気(ベースもウッドベースだし)と思いつつ、ステージに注目。ここで、パーカッションが気になった私。「ん?ともさんに似てるなぁ…」と思いつつ、しばし過ごす。そう、あの動き、そして鍋蓋や、缶を見た時に、そう思ってしまった。2曲演奏が終わり、メンバー紹介を含めたMC。公樹さんのMCを、初めて聞いた。今回のタイトルは、「魅惑のえせジャズナイト」。「僕は、ジャズミュージシャンじゃないんで…」ということで、“えせ”がついたそうで。このメンバーの中で、ジャズミュージシャンは、ベースの池田さんのみ。そんなことも混ぜつつメンバー紹介(ここで、先程の疑問解決。「やっぱりともさんだったのか」と思った)。ともさんは、年末にメンバーになることになったようだ。忘年会の時に、この話をしたら、「僕もいれて!」ということになり、メンバーに。そう、確かにともさんの名前は、チケットには入っていなかった。
ともさんがせっかく入るのだからと言うことで、作ったのが、3曲目の「魔法の煙突」。公樹さんが、家の近所にある銭湯の、煙突の上の方が少しかけているのを見ながら作ったというこの曲。「ともさんのため」ということもあり、ともさんのパーカッションが、見所聴き所。とにかく、ともさんのパーカッションは、esqの時にも思ったが、目を奪われる。とにかく、見ていて楽しい。ロボットのような、カクカクした動き。軽やかなステップ、パントマイムみたいな、雰囲気(動き方がという意味で)。使う楽器も、これまた凄い。鍋蓋・缶・木魚などなど。叩いて音の出るものは、全て楽器になるんだなぁと思ってしまう。勿論、普通の楽器もあるわけで。そのようなものを色々組み合わせて音を作り出す。この曲の演奏中は、客席から笑いがこぼれ、拍手も発生し、演奏後には拍手喝采。公樹さん、「いや〜この曲作って良かった」と一言。
思いっきり、楽しい雰囲気に包まれた演奏の後には、公樹さん自信作の、組曲「思い出」。思い出は、あまり振り返るの好きじゃないから、写真が好きじゃないという公樹さん。今回はたまには、振り返るのも良いんじゃないか?ということで作った曲とのこと。全5曲の組曲。各四季を織り交ぜたタイトルで(タイトルを全部覚えていないけど、「夏とアイスクリーム」、「秋とシャボン玉」、「ディズニーランドとミッキーマウス」という感じ)、「えせクラシックもやります。終わるまで拍手しないで下さい」と、一言。ピアノの音が結構聴いた構成で、先程とは全く違う雰囲気。結構聴かせてくれた。この組曲から流れるように、次の曲(たぶん、組曲に含まれていない曲だと思うが、タイトル紹介なかったので、いまいちよく分からない^^;)。第1部最後の曲は、車好きの公樹さんらしいタイトルの、「Car」。なんでも、車への恨みとか言っていたような?曲紹介の時に、そんなこと言ってたな。車には恵まれないって…(それは、選ぶ車が悪いだけだと思うんだけど。車をしょっちゅう替えると言う事らしいんだが…。荷物が入らないからとかで…)。
そういえば、1部が始まってほんの少し経った所で、中西圭三さんが見に来ていたな。
第2部の開始は、1部とはうってかわって、お笑いの雰囲気。これは曲なのか?オープニングの余興なのか?と思うほど。玉置浩二の真似やら、アントニオ猪木の真似やらで、笑いをさらう。公樹さんってこんな人だったの?と思う程。招待席の方に目を向けると、そこには、笑っている要さんが…。「みんなで“ダーッ”しましょう」と公樹さん。その言葉の通り、お客さんは、公樹さんに合わせて、「ダーッ!!」。中西圭三さんもやってたね。この行動。この後は、笑いを交えた、曲。やはりともさんの動きに注目。シンバルを抱えたり、置いたり、公樹さんとのやり取りで、前髪を掻き分けるしぐさが絶妙だったりと…とにかく、やはり目を奪う。これらの楽しい演奏(?)の後、曲紹介。ここで判明したのが、さっきまでのは、オープニングの余興ではなく、曲だったということ(失礼な発言?)。
本ライブで初の、カバー曲の「マイレーガンラブ」。最近公樹さんがお気に入りだと言う、12歳の女の子の曲らしい。「Under the moonlight」では、歌を披露の公樹さん。「歌の上手い人達といつも仕事しているので、自分が歌うのはちょっと…と思っていたんだけど、1曲ぐらいなら良いか!」ということで、歌われた曲。初めの方は、なんとなく緊張気味と思ったが、後半、表情もやわらくなっていたようで。公樹さんの声は、ちょっとかすれた感じ。まさか歌が聴けるとは思わなかったので、嬉しかった。時折、招待席に目を向ける公樹さん。そりゃ、ボーカリストが3人(中西圭三さん、要さん、三谷さん)もいれば、気になるでしょうね。
本編最後は、公樹さんのお姉さん作の、「Naughty Duty」。
アンコールは、2曲。登場した時に、「いや〜アンコールの拍手って嬉しいもんだねぇ」と言う公樹さん。まずは、山下さん作の「One dear」。最初のタイトルは、「外環自動車道路」(って言ってたと思う。ちょっと自信なし)だったらしいが、これじゃあんまりなので、公樹さんがタイトル変更した曲。2曲目は、公樹さんと草間さんの2人による、カバー曲の演奏。これも、先に演奏した人のカバー曲。最後は、しっとりとした雰囲気。公樹さんは演奏後、笑顔で挨拶をし、ステージを去った(この時に、客席から花束がいくつか贈られた)。
どこで言っていたか忘れたけど、このバンド名。英語的には、全然意味が通じないものらしい。バンド名を決めた後に、公樹さんは指摘されたそうだが、時既に遅しだったようで…。
ライブは、本当にかっこよくて、よかった。これはまた是非行きたい。曲も嫌いな曲なかったし。楽しかった。今回は、ステージが全部見ることが出来なくて、私の視界にあったのは、公樹さん、ともさん、小南さん、池田さん。この中でもちゃんと視界に入ったのは、公樹さんとともさんのみ。もう、草間さんにいたっては、演奏の様子を全く見ることが出来なかった。でもまあ、楽しんだ時間だったな。7月頃にもライブを予定しているようなので、またしても行こうと思う。
今回のこのレポートは、メモを取っていないので、記憶が結構あやふや。もともと、レポート書く予定ではなかったので、準備してなかったし。ライブ観たら、「なんか、レポ書きたいかも…」と思ったので、こうして書いている状態。間違っているかもしれないので、その時はごめんなさい。